1.相矢倉 8.脇システムの1

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8.脇システムの1 考察

 端歩をお互い突き合った型で▲2六に銀が出て行く型の脇システムに対しては、
主に、
[1] 単に△6九角と打ちこむ型
[2] △7五歩▲同歩の交換後△6九角と打ちこむ型
[3] 単に△4九角と打ちこむ型
の3種類の有力な順があるが、現在では[1]がもっとも有力とされている。
ただし[1]に対しては、▲4八飛という手が竜王戦 羽生善治竜王 vs 阿部隆七段を機に見直され、
必ずしも[1]が最善ではないのかもしれない。
というのも、この▲4八飛がかなり手強いからだ。
ただ、有力に見えるこの将棋がいま一つ流行らないのは、
受け一方になり実戦的には勝つのが大変なためだからかもしれない。

参考文献