第15回ザ・将棋OB・OG会 決勝戦棋譜など |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
平成16年12月4日(土) 東京都新宿区西新宿「京」 持ち時間 5分切れ30秒 先手 後藤志郎 後手 高木昭午 記録 藤井草平 |
今回で数えること15回目の「ザ・将棋OB・OG会」の例会が4日、東京・西新宿「京」で開催されました。 今回は、赤組、白組に分れ、それぞれのリーグの優勝者どうしで決勝が行われました。 決勝戦の組み合わせは、決勝戦初進出の後藤氏対ザの準優勝男?(失礼)こと高木氏になりました。 戦型は、先手後藤氏の居飛車穴熊対後手高木氏の四間飛車になりましたが序盤、後藤氏のちょっと早めに居飛車穴熊を表明した△9八香を見た高木氏は、隙ありと見たか、一転、向飛車とする機敏な動きを見せました。 途中、先手の▲3八飛(手目)は定跡で、これに対し△4四飛などと飛車を浮いたりすると先手から▲3六歩と突かれ、振り飛車側が動きずらくなります。 従って、後手は△4三銀としますが、これも定跡です。 その後、飛車交換から決戦となれば▲1一角成までは1本道、こう進むところでしょう。 さてこの局面、形勢はどちらが良いのでしょう。 いくらでも出現しそうな局面だけに気になるところで、ちょっと研究してみたい局面ですね。 ただ、微妙ですが少し振り飛車を持ちたい感じでしょうか。 そもそも、この局面がもし居飛車良しだとしたら、振り飛車側はショックではないかと…。 実戦はその後、高木氏本人のコメント「いまいち良くない。」にも表れるように難しかったようですが、ごちゃごちゃした終盤戦を制した高木氏が、見事優勝を飾るとともに、ザの準優勝男?を返上しました。(笑) 個人的には残念で、もっと準優勝を続けて欲しかったですぅ〜。(嘘です。) 健闘虚しく破れた後藤氏は、初優勝の夢は断たれましたがいい将棋でした。 感想戦では、 2回勝負どころがあった。 (1) 43手目▲8八馬では、▲4四香もあったのでは。 (2) 71手目▲8六飛では、▲2七歩があった。 というような内容だったそうです、 対局者コメント 高木:いまいち良くない。 後藤:悪いながらも、二回もチャンスがあったので満足。 それに気づかなかった。あああ。
[2004年12月11日 飯島勉] |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
スクロール停止時の画面の乱れは、タスクバーのボタンで最小化→最大化をお試しください。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ホーム |