第9回ザ・将棋OB・OG会 決勝戦棋譜など

 日に日に秋めいてきた今日この頃ですが、今回で数えること9回目を迎える「ザ・将棋OB・OG会」の例会が18日、東京・御茶ノ水「談話室Go」で開催されました。
 今回の例会の参加者は、小林、飯島、後藤、藤井、竹之内、古賀、高木、崎浦、石橋、石曽根、神保、南條、上川、高橋、比嘉、山下(敬省略)と16名を数え、たくさんの方が参加されました。 今後もっと参加者そして会のメンバーが増えることを望みます。

 今回のトーナメントは、上記参加者のうち遅れて参加の石曽根氏と南條氏を除く14名で、激戦が展開されました。
 今回の特筆すべきところは、コバケンさんの活躍でしょうか。2回戦で上川女流初段を破った後、次の対戦相手がたけちゃんこと竹之内氏だと分かると、「どうせ負ける!」とつぶやいていたが、気がつくと金星(失礼)を上げて4回戦に進出していました。 最近コバケンさんは、なにやら24(将棋倶楽部24)で好調なようで、実はひそかに「負かしたろ.oO」と考えていたに違いない。(笑)

 そして今回の決勝戦は、優勝回数1回、準優勝回数3回を誇る高木氏と、優勝回数こそ1回であるが泣く子も黙る?アマ名人こと古賀一郎氏とのあいだで戦われました。
古賀一郎氏 高木昭午氏
 戦形は、先手高木氏の四間飛車対後手古賀氏の棒銀になりました。 棒銀は、プロでは加藤一二三九段とほんの一部の棋士ぐらいしか指さない戦法でプロには人気のない戦法ですが、アマには根強い人気があるようで古賀さんも結構好んで指しているようですね。 個人的には、棒銀でなんで勝てるの〜?!と思ったりしますが…。
 感想戦を聞いていなかったので分からないのですが、59手目の▲6三馬で▲6四歩はなかったんですかね。 斬り合う△6七歩成▲6三歩成△5八と▲5二と△4九とは▲4三馬(変化図)以下詰み。となると、後手がどこかで手を変えることになりますね。 本譜は△7六歩が入り、大勢が決したようです。以下は、古賀さんが順調に寄せ切り2回目の優勝を飾りました。

 ところで、竹ちゃんから右図の三間飛車の急戦が成立しているか、テーマの提供がありました。どうなんでしょうね。次回の例会でまた研究したいですね。

                            [2003年10月19日 文責:飯島勉]
   平成15年10月18日(土)
   東京都千代田区「談話室GO」
   持ち時間 5分切れ30秒
   先手 高木 昭午
   後手 古賀 一郎
   記録 小林 研一郎



   三間飛車急戦定跡の研究
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