詰将棋 第4問 解答

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 ▲2四香、△2三歩合、▲同香不成、△2二歩合、▲3三桂、△3二玉、▲2二香成、△同金、▲同銀成、△同玉、▲2三金、△3一玉、▲3二歩、△同飛、▲4一桂成、△同玉、▲3二金、△同玉、▲3三飛、△2一玉、▲2二歩、△同玉、▲2三馬、△2一玉、▲3二飛成、△1一玉、▲2二龍まで27手詰。

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 盤上の駒と持ち駒を合わせ、飛、角、金、銀、桂、香、歩の一式が揃っている詰将棋を一式図式とか七色図式といいます。

 この詰将棋は、その七色図式の詰将棋です。

 この詰将棋は、手順だけ並べるとあまりたいしたことのない詰将棋に見えますが、解くにはかなり読みの量が必要なため骨が折れます。

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 初手▲2四香は、もし△2二合駒なら▲1二銀不成~▲2三香成で詰ます狙いです。

 即ち、△2二への合駒が頭の丸い角や桂なら、▲1二銀不成~▲2三香成~▲5三桂で詰みますし、歩など頭に効く駒なら▲1二銀不成~▲2三香成~▲2三銀成~▲3三桂~頭に効く駒を1二に打って詰みます。

 従って、玉方は一旦△2三に中合いし、この筋を防ぐのが正解になります。

 △2三と△2二への合駒の組み合わせですが、カナ駒や大駒を使うと▲3三桂、△3二玉、▲2二香成~バラして簡単なので、残るは歩と桂の組み合わせですが、桂桂の組み合わせは、変化A図以下の手順で詰みます。

 また、歩桂の組み合わせも、▲3三桂~▲2二香成で詰みます。

 従って正解手順は、歩歩の組み合わせになります。

 第21手目の▲2二歩では、残念ながら▲4三馬以下の手順でも詰んでしまうため傷となっています。