深夜帰宅すると、このホームページに対する質問が届いている。
とは言っても、将棋世界5月号P138に載っている第8図のことについてであるから将棋世界に対する質問とも言える。
千葉四段の講座によれば、第8図で△2五桂▲4八金上△6九龍は、
▲4三銀成が詰めろ逃れの詰めろになり先手勝ちと解説されているのだが
手順中△6九龍に代え△4五歩(妙手)▲同銀△5五桂▲5六玉△7六とで
後手が勝ちではないかというものだった。
実際、研究してみると後手勝ちのようで、
以前から言われていたこの形の定説(居飛車良し)の
具体的手順の一つなのかもしれない。
帰宅途中、JavaScriptの本を購入。
JavaScriptを使うことで、HTMLをタグ打ちで作成しているだけの
このホームページの質も上がるだろうか。
やることが多くて、猫の手も借りたい今日この頃だ。
都内某所にて、鈴木六段本人に「鈴木流四間穴熊」の内容について尋ねる。
P87の第24図で4八飛とすると、△7五歩▲同銀△7七角成▲同桂△3三角で
振り飛車側が困るのではないかと尋ねたところ、
当時は、▲4八飛が最善と思っていたが、
代わりに▲3五歩△同歩▲同金△3四歩▲3六金とし、
後から飛車を廻ることを薦めるとのことだった。
こうすると、後の展開がP89の第26図になり易いとのこと。
先に飛車を廻ると、先の変化で振り飛車が大変とのことだった。
これを聞けたのは、ラッキーだった。
鈴木先生は、実にていねいに教えてくれて、しかもそれだけではなく、
「どうもすいませんでした」と謝られてしまった。
いやー。とてもいい先生でした。